人類の存続を望む者「魔剣を作りたくて覇勇者辞めました~一般人からのモンスター退治&加工ライフ~」を読んだ。

魔剣を作りたくて覇勇者辞めました~一般人からのモンスター退治&加工ライフ~

あらすじ

聖剣院の勇者「エイジ」は最強の勇者であることを認められ、聖剣の中の聖剣「覇聖剣」を持つ資格を得た。
しかし聖剣院の傲慢さに不満を覚えた「エイジ」は、出奔。勇者を辞めて一般人となり、自分の能力に見合った剣を自分の手で作り出そうとする。
試行錯誤の末にたどり着いた答えは、モンスターの体を素材にして最強の剣を作り出すことだった。

基本情報

種別:連載小説(連載中:128話)※記事執筆時点
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載開始日:2017年 07月18日 17時45分
キーワード:R15 残酷な描写あり  冒険 主人公最強 ファンタジー 武器作り ヒロインが作って 主人公が使う モンハン系 ドワーフ娘 女勇者 スキル万能 異種族 ハーレム要素あり

主要登場人物

  • エイジ――聖剣院所属の勇者。覇勇者の資格を得たのと同時に聖剣院を脱退。
  • ギャリコ――鉄鋼山全体を取り仕切る親方の娘。ドワーフの少女。鍛冶師としては一流。覇聖剣をも超える剣を作り出す野望を持つ。
  • セルン――エイジの後継として青の聖剣を扱う勇者。エイジを聖剣院に連れ戻す事を目的としている。

感想

外出して本とか買いに行きたいとは思っていても外寒いから躊躇している読書家Aです。

そんな訳で今日は少し長めの作品をご紹介。といってもランキングにはよく上がっている作品なので有名所ではあります。

内容自体は、モンスターという神が予期せぬ存在が世界に溢れた世界で、神が人間に与えた聖なる武器を使って戦う者達が勇者と呼ばれる時代。聖なる武器を与えられたのは人間以外の種族にも与えられたが、殆どの種族ではその聖なる武器を管理する共同体が形成された。

その共同体は結成当初こそ崇高な思考の元に活動していたかもしれないが、少なくとも人間の共同体である聖剣院は時間が経ち他の種族との張り合いやお金によって変質してしまった。

そんな中、聖剣院で最も重要な立場である覇勇者へ成る資格を得た主人公は、聖剣院を捨て自らの価値観の元でモンスターに脅かされることのない世界を目指す。

こんな感じの作品です。ちょっと間違ってるかも

全体を通しては面白かったのですが、作品の初期にあった神では無い者(人類)の手で神の作った物を超えるというコンセプトが最新話当たりでは少し揺らいでいる様な気がします。

なんだかんだで強い魔物相手には神と呼ばれる様な存在の力を借りた武器しか太刀打ちが出来ていない様な描写があるんですよね。

少しネタバレ気味になるのですが、最新話において主人公が使う剣は剣神の最高傑作に勝利する事はできておらず、不足している物を付ける事で完成してその剣にも勝てるかもしれないという展開です。

しかもその前提となる主人公が使っている剣は、他の神(の様な存在)の手を借りなければ場合は作ることすらできず、その神が剣の力を高めている事も示唆されています。

元々主人公が聖剣を使わない理由は、勇者以外にも魔物を倒せる様にするという意思の元だったので、一応は弱い魔物を倒せる魔剣は人類だけで作れても強い魔物を倒せる魔剣を倒せる魔剣を作るには神の力が必要だと言うのは少し違和感を感じます。

もちろん、主人公は弱い魔剣でも強い魔物と戦うので私の考えは独りよがりなものですし、弱い魔物でも倒せるのは作中において大きな意味を持ちます。

ですが、それだと少し主人公が意固地になっている様な描写にも読み取れてしまうんですよね。

まあ、細かいことですね。あまり気にしないでください。

なかなか着実に主人公とその周りが成長し、それが読者にも分かりやすいという面白い作品です。

ぜひ読んでみてください。面白かったです。

「聖なる武器でなければモンスターは傷つけられないのよ!!」

それは、この世界の住人ならば子供でも知っている常識だった。
いわば絶対のルール。
特別でない、ただの自然物である鉄から作られた剣では、モンスターに掠り傷一つ負わせることは出来ない。

06 絶対のルールより