正義によるざまぁ系?「ハーレム・クラッシャーの異名を持つこの俺があんな男に負けるはずがない」を読んだ。

ハーレム・クラッシャーの異名を持つこの俺があんな男に負けるはずがない

あらすじ

特殊能力である“スペル”を2つも持った男は弱い男のもとにいる女は不幸になるという妙な正義感から、不当な男女の仲を“破壊”してから“魅力”で落とすという手段で次々と女を集めた。
そんなことを繰り返しているうちに、ハーレム・クラッシャーという二つ名が付けられるまでになった。
順調にハーレムを築いているときに、弱い軍人(男)がハーレムを築き隊長の座に収まっているという噂を耳にする。
女を救うために、ハーレム・クラッシャーのアルベンスは一人旅立った。
町にハーレムの女たちを置いたまま・・・
アルベンスはハーレムを壊すことができるのか?

基本情報

種別:完結済み小説(78話)
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載開始日:2017年 07月12日 18時40分
キーワード:R15 残酷な描写あり  オリジナル戦記 異能力バトル 冒険 男主人公 女主人公 ハーレム バトル 超能力 軍人 戦闘 決闘 ざまぁ 勘違い男 スキル

主要登場人物

  • アルベンス――ハーレム・クラッシャー。他の男性から想い人を奪う事を進んで行う性格。平民。破壊と魅了のスペルを持つ。
  • カナリア――アルベンスのハーレムの一員。アルベンスとは別に軍人の夫がいる。
  • ユーリーン=ドルタ――駐屯軍第三特務隊所属。三尉。スペル持ち。アルベンスの魅了に対抗した。
  • ヴィヴィ――駐屯軍第三特務隊所属。副隊長。
  • フィアット――ユーリーンと一緒に働く。モーラン公爵家当主の妹。
  • セルライン・アンクルワー――元踊り子。第五尉。踊り子の衣装を着用している。
  • 隊長――駐屯軍第三特務隊隊長。幼い言動。部下に慕われている。甘い食べ物をとある理由により多く摂取している。

感想

今日は久しぶりに紹介依頼のあった作品の紹介です。タイトルに反して意外と作り込まれている感じの強い作品でした。

このタイトルを言っているのは男主人公であるアルベンスの言葉なのですが、実際の物語の視点主はユーリーンという女主人公が多くなっています。

これは物語のストーリーが、倫理観のトチ狂った女狂いの男主人公が女主人公を魅了しようとして上手く行かなかった事を契機に着実に追い詰められていく、というものである事に由来すると思われます。

なので男主人公というキーワードにはありますが、実質的には女主人公作品と考えて問題ないと思います。

また、そういったストーリーにありがちな早急なストーリー運びというのも無く、(異世界の)法律と倫理観に則ってジワジワと事を運んで行き、決して退屈しないテンポで進んでいきます。

ざまぁ系の割には特に私怨によって正義がなされる訳ではなく、まれに見る「それ正義じゃないよね?」って感じの作品とは一線を画する作品でした。

その為かわかりませんが、意外とすんなりと読み切ることができました。面白かったです。

ああ、すんなり読めた理由として、会話率が少し高めの作品というのもあるかもしれません。

その様子を観察しながらアルベンスは眉を顰めた。

「“魅力チャーム”が効かない体質なのか?」

6より