名店に集まる才気「不死鳥の素材屋さん」を読んだ。

不死鳥の素材屋さん

あらすじ

不死鳥として生きてきて四百年、ふとわたしは思い出した。わたしには『一ノ瀬朝緋』という人間の記憶があることを。
人間の記憶を取り戻したわたしがとった行動は、己の立場を最大限利用した『素材屋』を営むことだった。
これは少しだけ特別な素材を取り扱う下町の素材屋として名を馳せていくはずが、顔良し、家柄良し、性格難ありと話題の魔術師団長に振り回されたり、恋したり、事件に巻き込まれたりする話である。
※本作品はアルファポリス様と同時投稿させていただいております。

基本情報

種別:連載小説(連載中:16話)※記事執筆時点
ジャンル:異世界〔恋愛〕
掲載開始日:2018年 01月13日 16時01分
キーワード:異世界転生  異類婚姻譚 日常 女主人公 人外 職業もの 魔法 不死鳥 魔術師 ファンタジー 恋愛

主要登場人物

  • 一ノ瀬朝緋――不死鳥に産まれ、人間だった頃の記憶を思い出した。500年周期で心身ともに生まれ変わる不死鳥の中の人格の一つ。400歳。人の姿を用いイチノセ素材店を営む。
  • ドルガー・ルッツェ――貴族。大柄で灰色の髪と目を持つ。トリューシカ王宮騎士団の団長。
  • ゼーレ・レスティア――金色の髪と蒼い目をもつ。魔術師団長。長身で細身。

感想

久しぶりの女主人公の作品の紹介です。

私だけかもしれませんが主人公の性別を書く時に、どうも女主人公であったり、男主人公と書くのに違和感あるんですよね。ついつい気を抜くと「男性」とか「女性」と書いてしまいます。なんでなんでしょう?

って訳で今日も記事を書いている時にキーワードを確認してから感想を書いていきます。

この作品の舞台の世界は不死鳥や竜などの存在が幻獣として確認され、魔法を使える存在が数多くいる世界です。

魔術は人だけが使える技術という訳ではなく、幻獣も使うことは可能の様ですが、基本的に人間は幻獣と比べ短命である事と、幻獣は単体で魔法を使用せずと強力な力を保有しているという理由の為か魔法を使う事は少ない様です。

そういった理由からかはわかりませんが、人間が幻獣を敵視する事があったかと思えば、良い関係を築く時代も会ったりする歴史を繰り返している世界でもあります。

そして、舞台は幻獣と人間が比較的良好な関係を築けている時代となります。

そういった時代の為か、不死鳥であるということは人間からすれば迫害を受けるという事は無く、何方かと言えば人に加護を与える存在として感謝される立場です。

しかし、主人公は人間として生きるという事にある種の拘りを持っている様で、自身が不死鳥である事を伝えてしまえばもう二度と人間としての生活は送れないだろうという判断で、普段は不死鳥の加護を得た人間という体で店を営んでいます。

と言っても400年は不死鳥として生活していた主人公が、至って普通の店を出せる訳もなく……

といった感じでした。

ストーリーの運び方自体はよくある女主人公モノですが、主人公が不死鳥であるという要素を上手く活かしている作品でした。

面白かったです。

「お断りさせていただく、ということは……」
「その場合は、私自ら君が隠しているらしい『何か』をとことん追求させてもらおう」

7.砂漠の聖獣より