静かで奇妙なエピソード「滴水古書堂の名状しがたき事件簿」を読んだ。

滴水古書堂の名状しがたき事件簿

あらすじ

 滴水古書堂という古本屋で働き始めた私は、数々の冒涜的な怪異に出会うことになる。

進学も就職も選べなかった私は、あるきっかけから、滴水古書堂という古本屋でアルバイトをし始める。しかしそこの店主は半身を不気味に蠢かせる、微妙に名状しがたい男だった。この落ち着いた職場でゆっくり自己を省みようと思っていた私は、その甘い考えとは裏腹に、様々な冒涜的怪異に巻き込まれていくことになる。

クトゥルフ神話をベースにしたエピソードを不定期に更新していきます。

基本情報

種別:連載小説(連載中:5話)※記事執筆時
ジャンル:ホラー〔文芸〕
掲載開始日:2017年 12月29日 11時30分
キーワード:R15 残酷な描写あり  サイコホラー ホラー ダーク オカルト シリアス 現代 クトゥルフ神話 クトゥルフ 女性主人公 女主人公 古本屋 古書堂 事件簿

主要登場人物

  • 楠田くすだ由宇子ゆうこ――主人公。大卒。大学では心理学科で勉強。空手が得意。165cm程と推定できる。社会に出て生活するのが心理的な理由で阻害されている。
  • 古戸時久ときひさ――白衣のような物と眼鏡をを身につけた不思議な男性。水古書堂の店主。魔導書を扱う。

感想

皆様はお元気でしょうか?私は疲労困憊です。前の記事書いて色々と設定して、作品選んで、ここを書いてるのが21:00分。いやぁ早く書かないと。

 

という訳で選んだのがこの作品となります。

といっても、適当に選んだ訳ではありませんよ。ご安心ください。いつも紹介しているホラー系の作品をもってきました。未だ投稿されている話数自体は少ないですが、期待できる作品です。

この物語はあらすじでも述べられている様に、クトゥルフ神話がベースとなっており、それらの要素が所々で見られます。

古戸はなにやら魔導書や冒涜的な怪異に対する知識があり、それを生業としている様で自らも異化している様な描写すらある謎の多いキャラクターです。それに対して、主人公は怪異に対して全くの知識が無い様で、古戸に雇われる事によって初めてそういった存在や物品に触れる事になる様です。

クトゥルフTRPG風に考えると、古戸が頼れるNPCで主人公が探索者といった感じでしょうか。

さらっと”古戸に雇われる”と書きましが、主人公は心理的な問題で大学卒業後も就職を選ばずにアルバイトという形で水古書堂で働いています。

この心理的な問題というのが、物語の辻褄合わせで終わるのか、それとも今後の展開で主人公をより魅力的に描写出来る重要なファクターとなるのかは作者次第ですが、私は重要な要素だと思います。

文はとても読みやすく、どの様な展開なのかがハッキリわかるとても良い作品でした。こういった作品がより評価される様になるといいのですが……

連絡:朝6時の紹介記事投稿を不定期とします。

「オカルト本の類ですか」

「いいや、違う」

-1- カルナマゴスの遺言より