異端である恋「あの子の身体を食べつくしたい」を読んだ。

あの子の身体を食べつくしたい

あらすじ

 レズビアンで食人鬼の女の子と、その女の子に食べられる女の子の物語です。
知り合いに言われて書きました。こういうの、また書きたいです。
とりあえず、リハビリとして一作目。

基本情報

種別:短編小説
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載開始日:2016年 03月05日 16時09分
キーワード:ガールズラブ 残酷な描写あり  スプラッタ レズ カニバリズム 短編小説

主要登場人物

  • 幽子――主人公。食人鬼の少女。
  • 弥生――主人公の友人。人肉を幽子に提供している。

感想

久しぶりに短編小説の紹介です。いつも紹介している短編小説はコメディやエッセイが多い傾向の当ブログですが、今回はローファンタジーで文学的な作品です。

といっても、この作品「ねこです」で有名なSCP-040-JPネタを紹介記事内で入れることができる作品無いかなと思い探した結果引っかかった作品なんです。

最初は小説家になろう内のSCPがキーワード設定されている作品を巡ってみたのですが、どれもしっくり来ないというか、もう更新すら来ないのでは無いかという次第でして、なら「site:https://syosetu.com/ 確保収容保護」と検索したらヒットした作品です。

そんな経緯で紹介する作品なので、ほんの少し奇妙な雰囲気のある小説です。

もっともSCP要素は知らない人でも違和感無く読める程度なので読む上でSCPについての知識が必要な訳ではありません。

ではネタバレしない程度にストーリーを紹介ていきます。

舞台は現代、しかし私達の生きる世界と違うパラレルワールドです。どこがパラレルなのかと言うと 、食人鬼が広く認知され一般の人々から排除されている社会が構成されているという所です。

もう少しわかりやすく言うならば食人鬼という概念が、犯罪者としてでは無く、異端な種族な世界であるとも言い換える事ができます。

食人鬼は吸血鬼の様に――とはいっても吸血鬼のイメージによりますが――人の肉や血を摂取する事を必要としますし、これを怠ると理性がなくなり血と肉を求める怪物の様になってしまいます。

これが排除される理由です。

そんな食人鬼にとって世知辛い世界で、友人の血肉で冷静を保つ少女が、友人の事で心乱される一日の短編小説です。

読みやすい文量であり、豊かな心情描写が面白い作品です。ぜひ読んでみてください。