「白き不死者は生き足掻く」を読んだ。

白き不死者は生き足掻く

作者:小夜寝草多
種別:連載小説(連載中)
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載開始日:2017年 03月17日 20時03分
キーワード:R15 残酷な描写あり 冒険 ダーク シリアス 男主人公 中世 魔法 異種族 バトル 不死身 天使 心臓 OVL大賞2

あらすじ

不完全な不老不死である青年アダムと、銀色に煌めく髪を持つヴァンパイアの少女シャルル。アダムの命を繋ぐ為、そして失われた種族『ヴァンパイア』を見つける為に2人は旅をする。
数々の死を巡るダークハイファンタジー。
死にたくないと思うことは、それだけで罪になるのだろうか?

少々重たい内容もございますが、基本的には普通のファンタジーです。

主な登場人物

  • アダム……死ぬことの無い体を持つ成年。一見普通の若者だが、どうやら話し開始時点でかなりの年数生きていると思われる。不老不死のコストとして人間の心臓を食べる必要がある。
  • シャルル……ヴァンパイアの少女。アダムよりも高い戦闘能力を持つ。魔力を食糧とする事以外は記述されていない。
    シャルルは男性名なので幼児期は男性として育てられてというストーリーの伏線の可能性がなきにしもあらず(多分考え過ぎ)。

紹介・感想

不老不死とヴァンパイアのカップルが、70年前に絶滅した種族「ヴァンパイア」を追い求めるストーリです。
アダムとシャルルは共に善人かの様に振る舞いますが、その一方で悪人と判断した存在は容赦なく殺し心臓を摘出、躊躇いもなく食べるといった人間離れした行動を取ります。

その様な言動と目的の為か主人公たちは心臓を食べた所を他の人達から見られた場合であってもなくても、その土地に長く留まるということをせずにシャルル以外のヴァンパイアを探し求めての旅を行います。

現在は13話までしか投稿されていませんが。この作者様は他に完結済みの小説2つと一つの短編小説の投稿を行っておりこの作品も恐らく完結してくれると見て問題無いと思われます。

この作品は日刊ランキングにのってもおかしくないレベルの文章力であり、奇抜でもなくだからといって陳腐という訳でもない作品にも関わらずも未だにブックマーク登録が3件というのは中々に悲しいものです。

今なら読み終わるのにそう時間はかからないと思われるので是非読んでみてください。

 

蛇足

アダムといえばかの有名な旧約聖書にて登場する禁断の果実を食し、楽園から追放されたとされる人名と一致します。

アダムは死なない。怪我、病気、毒、何もアダムには死を与えない。でも、寿命は、尽きる

--シャルル

主人公の不老不死はあくまで死を遠ざける不死の力は(今のところ)ノーコストで、不老に関しては心臓を食べるとい行為をしない限り使えないと思われます。

そうすると「怪我、病気、毒」といった外部からの"死"は遠ざける事は意識せずとも可能でありながら、寿命は尽きる、つまり老化する事や成長することが可能であり、なおかつ他の人間が居なくなって廃校した地球で一人さまよい歩くような「火の鳥未来編」の様な事は不可能というある意味では理想的な不老不死とも考えることができるのではないでしょうか。

では、不老不死で有り続ける為に必須となる心臓を旧約聖書に登場する禁断の果実と見立てるとすれば……

といった考察を軽くしていると、ではシャルルという名前に何か特別な由来でもあるのかと気になって調べて見たところ、シャルルは男性名だと言う事を初めて知りました。

そうすると、「え?あのISのシャルルって女性じゃね?」となるのですが調べてみるとあのキャラクターは男装して居るときの名称がシャルル・デュノアで本来の名称はシャルロット・デュノアだったという事に驚愕。

なるほどWikipediaにもそんな事が書いてある。(wikipediaを鵜呑みにはしていませんが)

さすがに一世を風靡した作品ともなれば人名までよくできている。

まあ、そんな感じで主人公に関しては謎は多いのですが、それなりに情報もあり考察が沢山できました。
シャルルに関しては情報も少なく全く謎です。

そもそもシャルルは不老不死かどうかすらわかりませんし、なぜ二人してヴァンパイアを探しているのかも分かりません。これでシャルルがヴァンパイアとしてどういった存在なのか分かれば考察が楽しくなるのですが、考察は自己満足ですからこの作品が更新されるのを待つとします。

-小説家になろう, 小説紹介
-, , , , , , , , ,