「なんでも一つだけかなう願いに「回数を無限にして」とお願いした結果」を読んだ。

2016/11/13

なんでも一つだけかなう願いに「回数を無限にして」とお願いした結果

あらすじ

なんでも一つだけかなう願いに「回数を無限にして」とお願いした結果、お願いの回数が無限になった。
なんでもかなう、回数無制限でかなう。誰にも縛られない、新しい世界で自由に生きる。

作者:三木なずな
種別:連載小説(連載中)
ジャンル: ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載開始日: 2016年 11月11日 18時53分
キーワード:異世界転移 冒険 ファンタジー チート ご都合主義 集団トリップ

主要登場人物

  • 桐桐生遥人主人公
    昔から妄想していた願いを実行した人 ソシャゲをやっていた
    願い:一つの願いを無限に増やす事
  • 前田浩三 課長
    主人公の元上司
    願い:元の世界に戻ること
  • 佐川一樹
    主人公の元同僚
    願い:王になりたい
  • 事務員風の女
    ある種の入国管理局の局員
    願いを処理した人

感想

笑顔で魔力チャージ~無限の魔力で異世界再生」や「ニューゲームにチートはいらない!」、「マンガを読めるおれが世界最強~嫁達と過ごす気ままな生活」と言った作品を現在も投稿している三木なずな様の新作です。

ジミーや龍、悪魔、神なんかがよく言っているイメージのある「願いを叶えてやろう」といった意味の質問を、よく分からない空間の事務員風の人にこれまた事務的な文言で問われた主人公が、普通の物語ではありえない「願いを増やしてくれ」といった願いをする物語。

こういった願いが現実になる作品は数多くあれど、この作品ほど主人公が遠慮なく無計画に『願い』といった力を振るうのは中々ないと思われます。
例えば
人助けをして、説明を求められそうになったら

『二人は説明を聞いたけど、ちんぷんかんぷんで理解するのを放棄した』

だったり、目的地への道が合っているか不安になったら

『この道であってるかどうか教えて』

という一言で確認。……これは近くへのワープで良かった気がしないでもない。

まあ、ここまでは普通の力の使い方なのですがなのですが少し気になる力の使い方が一例だけ存在しました。

『あの人は娘が自立するまでなにがあって死なないようにして』

この願いです。これは最初に願いを使って人助けしたシングルファザーの現状を視て願った願いなのですが、一般的にこれって大分不味いですよね。
特に"何が何でも"という所が有るせいで、どうやっても娘が自立するまでは死ねません。
これが現代社会ならば、いつかは独り立ちできるだろうという気持ちもわからなくもないですが、主人公のいる世界は明らかに文明が進んでおらず、そのシングルファザーは脳卒中をどういった病気かすら判っていない様子でした。
そんな時代に娘が病気による死もしくは四肢の壊死や、その他の不幸が降りかかればその願いはどうなってしまうのか考えたくもありません。
ちなみにこの段階で、主人公は自らの力がどの様に振る舞うかは完全に理解できていない描写が後あります。
そんな実験感覚で人を死なせない様にする事は恐らく主人公の性格の本質を表しているのでしょう。

という事で、自分はこの作品が主人公が一度挫折するか、バッドエンドになると大胆予測させて頂きます。

まだまだ投稿話数は少ない作品ですが、色々と考える事もできて面白い作品でした。

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