平均評価9.5の社会派短編小説「讒」紹介

種別:短編小説(21,731文字)
ジャンル: ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載開始日:2016年 03月30日 17時44分
キーワード:サスペンス 文学 推理 その他 シリアス 悲劇 エンターテイメント 社会問題 現代(モダン) OL/サラリーマン 主婦

若い母親が、子供を連れて無理心中した。

その後、ネットで拡散したのは、その若い母親のブログだった。子供が満員電車で嘔吐し、サラリーマンのスーツを汚したという小さなブログ記事。

そのサラリーマンに怒られたことで、死にたい――そう若い母親は記し、それが原因かどうかは分からないが、実際に子供を道連れに死んでしまった。

「世間」の目は、今、そのサラリーマンに襲いかかった。

ネットの炎上が、現実世界に飛び火してゆく―――

評価点:3,017 pt評価人数:317 人で平均評価9.5という高評価な作品です。

主な登場人物

  • 藤江…組織(警察・刑事)の一部,妻子持ち,目黒署勤務,機械音痴
  • 男…「あの女、俺を陥れて死んだんですよ」,銃刀法違反で逮捕
  • 母親(松崎祐理)と赤ん坊(祐貴)…無理心中,母親は育児ノイローゼか鬱を患っていた
  • 和田早苗…松崎祐理の義理の妹,ブログの管理者?
  • 雪村亜矢…新人警官,藤江と共に「男」と「母親たち」の事件を捜査
  • 寒川俊太…T社勤務,赤ん坊(祐貴)に電車内にて嘔吐物でスーツを汚される
  • 菊池…生活安全係の刑事,サイバー専門官志望

※主な登場人物はネタバレ防止のため不確かな情報が含まれている場合があります
…読んでて気がついた事、これ紹介依頼前に読んでで気に入ってる作品でした。

内容紹介

「都会での子育て」と、「ネットの炎上」を題材とした、サスペンス風味の作品です。(作者ブログより引用)

ドライで利己主義な現実と、ネット社会の私刑を皮肉った作品でした。

法で制限されていないことをやって良い訳では無いと言う事は一般的な日本人の価値観。
しかし、その価値観は時に大きく市場のイドラを介して広まっていくことを考えるべきたと思う。

倫理観や"周りの空気に合わせることが何より"という日本人の性質や物の考え方、それに依存し肥大した社会的正義「炎上」の怖さを目の当たりにしてくれます。

…本当にありそうな不幸な事件の物語だけあって少し文字量の多い短編小説ですが、一度読み始めたら止まらない怖さがあります。
ぜひ読んでみてください。

-小説家になろう, 小説紹介, 紹介依頼
-, , , , , , , , , ,